4)バレンタインチョコレートの総予算/贈る人数合計は?
今年のバレンタインデーの予算合計は、平均3,818円。昨年と比較すると103円減少しています。今年プレゼントする人数の予定は平均3.8人で、昨年と比較すると0.2人減少しています。
値上げの実感値は強まったものの、予算・人数ともに昨年からの大きな変化は見られませんでした。
(図表5)
5)贈る相手/目的別の予算と人数は?
最も予算をかける予定なのは、「本命チョコ」で、1個当たりの金額は平均2,235円で、昨年から微増しています。次いで「マイチョコ(自分チョコ)」が高く1,489円でした。昨年より減少したのは「マイチョコ(自分チョコ)」(-202円)、「義理チョコ」(-129円)、「家族チョコ」(-43円)でした。
(図表6)
6)チョコレートの購入場所は?
購入予定場所は「スーパー」が最も高く31%、次いで「デパート・百貨店」が29%となっています。2024年は「デパート・百貨店」が最も高かったので、仮説ではありますが物価高の影響でスーパーでの購入にスイッチする方もいるのではないでしょうか。「自分で手作りする」は全体で見ると21%とあまり伸びませんでしたが、女子高校生では70%と最も高く、学校で手作りのチョコをプレゼントする風習は昔も今も変わりないのかもしれません。
(図表7)
7)チョコレートを選ぶ基準は?
選ぶ基準としては、「美味しさ」「味の好み」が中心です。「価格の手頃さ」も高い傾向にありますが、本命チョコでは「高級感」、マイチョコ(自分チョコ)では「パッケージデザイン」と、価格よりも高級感や見た目が優先されています。
(図表8)

8)チョコを渡す以外に何かする?
チョコを渡す以外でやりたいこと・やる予定のことを聞いたところ、「あてはまるものはない」が83%と圧倒的に多く、チョコをあげる以外に行動をする人は少数派でした。クリスマスはレストランでディナーをしたり恋人とデートをしたり、ハロウィンは仮装して外出したりと楽しみ方が多岐にわたりイベント全体が盛り上がる印象ですが、バレンタインデーはチョコ以外の盛り上がりはいまひとつなようです。
(図表9)
9)あなたにとってのバレンタインデーとは?
「感謝を伝えるイベント」が19%と最も高く、次いで「自分へのご褒美」「普段食べない価格帯や様々な種類のチョコを食べられる機会」が17%でした。女性から男性にチョコを渡すバレンタインデーの文化は、今では感謝を伝えたり頑張っている自分へご褒美したりする機会として捉えられているようです。また、ポジティブな意見が多い中で「面倒に感じる」が15%と、楽しみながらもどこかで面倒に感じている本音が垣間見えました。
(図表10)
今年は昨年よりも値上げを強く実感しているものの、総予算は昨年とあまり変わらない見込みという結果になりました。バレンタインデーは「チョコレート」が主役。チョコを渡す以外でのイベントの広がりは見られませんでしたが、お世話になっている人へ感謝の気持ちを伝えたり、自分へのご褒美として高級なチョコや色々な種類のチョコを食べる機会として楽しまれているようです。以上、「バレンタインに関する調査~女性たちのホンネ 2025~」の調査結果を抜粋してお伝えしました。
※より詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
ご希望の方は「資料請求はこちら」からお気軽に問い合わせください。
※ご希望の資料名に「#70 バレンタインに関する調査 ~女性たちのホンネ 2025~ 」と記載ください
■調査概要
調査地域:日本全国
調査対象:15~59才の女性
サンプルサイズ:900サンプル
調査方法:インターネット調査
調査実施時期:
(今回 ) 2025年1月17日~1月20日
(前回 ) 2024年1月17日~1月18日
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