ホームユーステスト(HUT)とは?メリット・デメリットを解説

新商品や試作品などを調査対象者の自宅へ送り一定期間使用してもらうことで、普段の生活に馴染んだリアルな使い心地や継続的利用時の評価を把握する調査手法です。

商品に対する効果実感や継続購入意向の調査、継続利用時の飽き/好みの変化調査など。

・生活実態に即した本音が得られる。

・小さい子どもがいる家庭や要介護者など、対面調査が難しいターゲットの意見も集めることができる。

・評価品の発送・回収など運営コストや手間が発生する。

・利用状況のモニタリングや適切な評価収集が難しいケースがある。

ホームユーステスト(HUT)とは?

ホームユーステスト(HUT:Home Use Test)とは、新製品や試作品などをモニターの自宅へ送り、一定期間、実際の生活環境で使用してもらい、その評価や感想を回収・分析する調査手法です。日用品、化粧品、食品、家電、サプリメントなど、普段の暮らしの中での“リアルな使い心地”や“継続利用時の評価”を把握したい時に向いています。

ホームユーステスト(HUT)のメリット・デメリット

メリット

  • 生活実態に即した本音(忖度のない評価)が得られる。
  • 小さい子どもがいる家庭や要介護者など、対面調査が難しいターゲットの意見も集めることができる。
  • 一定期間使うことで、使い続けて分かる“飽き”や継続利用実態、日常的な問題点も評価可能。
  • 会場調査では把握しきれないリアルな悩みや課題に気づける。
  • 生活者のリアルな生活の場でアンケートが実施できる。

デメリット

  • 途中離脱や未回収のリスクがある。
  • 調査品の発送・回収など運営コストや手間が発生する。
  • ユーザーごとの生活環境・使い方によってデータのバラつきが生じる場合がある。
  • 市前商品などの機密性が高い商品を評価する場合に、情報漏洩防止の管理が求められる。
  • 利用状況のモニタリングや適切な評価収集が難しいケースがある。

ホームユーステスト(HUT)の目的

  • 新商品/リニューアル品の使用実感や継続意欲の確認(例:サプリの1ヶ月継続利用、化粧品の塗り心地・肌変化のモニタリング)
  • パッケージや取扱説明書の分かりやすさ評価
  • 実際の生活シーンで“家族でどう使われるか”“子供や高齢者など対象別の使い勝手”を検証
  • 競合製品と比較したユーザー満足度比較

ホームユーステスト(HUT)活用例

  • 化粧品メーカーが30〜60代を対象に1ヶ月間化粧品を試してもらい、効果実感や今後購入意向を調査。
  • 食品・飲料の新商品で、家庭での調理・食事シーン評価や、継続利用の飽き/好みの変化を確認。
  • 文具メーカーが筆記用具などを子供の家庭学習で使ってもらい、親子の声を両方取得。

ホームユーステスト(HUT)と会場調査(CLT)の違い

会場調査は短時間・同一環境下での評価が特徴ですが、ホームユーステストは実生活での継続利用や同居家族への評価まで把握できるのが特長です。

「ホームユーステスト(HUT)」は、試用者“本来の生活シーン”でリアルな声を集めることで、開発や改善に役立つ有力なマーケティング調査手法です。商品・サービスごとのターゲットや調査設計に合わせて、最適なHUTを実施しましょう。

ホームユーステスト(HUT)に関するよくある質問

Q.

ホームユーステストはどのようなときに有効ですか?

対象者の実際の生活環境において、商品がどのように使われ、評価されるのかをリアルに把握したい場合に有効な手法です。数日から数週間といった一定期間の継続利用による効果検証や、使い勝手の変化を確認する際にも適しています。食品や日用品、家電など、日常的な使用シーンでの評価が重要な商品の検証に広く用いられます。

Q.

ホームユーステストではどのような点に気を付けるべきですか?

対象者がそれぞれの自宅環境で使用するため、使用方法や条件にばらつきが生じやすい点に注意が必要です。誤った使い方を防ぐため、写真やイラストを用いたわかりやすい手順書を同梱するなどの工夫が求められます。また、アンケートに回答するタイミングを明確に指示することで、評価の精度をより高めることができます。

Q.

実施にはどれくらいの費用や時間がかかりますか?​

費用や時間は調査設計により変動するため、詳しくは調査会社へお問い合わせください。​

Q.

ホームユーステストは商品開発のどの段階で実施することが多いですか?

ホームユーステストは、試作品の評価や発売前の最終確認段階で実施されることが多い調査手法です。実際の生活環境で一定期間使用してもらうことで、使用感や満足度、改良点などを把握できます。商品開発の方向性確認から発売前の品質検証まで、幅広い場面で活用されています。

Q.

ホームユーステストはどのような商品に向いていますか?

ホームユーステストは、食品・飲料・化粧品・日用品に加え、家電製品など実際の生活環境で使用する商品の評価に適しています。家庭で一定期間使用してもらうことで、使い勝手や満足度、継続使用時の課題など、実使用に基づくリアルな声を収集できます。会場調査では把握しにくい日常生活での使用実態を確認したい場合に有効な手法です。

Q.

サンプル数はどのくらい必要ですか?

必要なサンプル数は調査目的や商品特性によって異なりますが、定量的な傾向を把握する場合は50~100サンプル程度で実施されることが一般的です。一方で、詳細な評価コメントを収集することを重視する場合は、より少ないサンプル数でも実施可能です。目的に応じて最適な設計をご提案します。

Q.

送付したアンケート品が回収できるか心配です。

返送が必要な場合は、事前に返送方法を案内し、回収しやすい仕組みを整えることが重要です。また、機縁リクルートによるモニターの選定や適切な謝礼設計によって回収率の向上が期待できます。当社では円滑な回収に向けた運用方法をご提案しています。

Q.

使い方や注意事項を理解して試用してもらうためにはどうしたらいいですか?

商品とあわせて、使用方法や注意事項を記載した説明資料を同封することをおすすめします。また、画像や動画を活用して使用手順を分かりやすく伝えることで、誤使用の防止につながります。調査開始前に理解度を確認する設問を設ける方法も有効です。

【HUTをご検討中の方へ】当社サービスのご紹介

当社のHUTの特徴や強み、テスト品の管理体制、スケジュールや料金例などについて詳細情報をまとめた資料をダウンロードいただけます。

HUTの進め方・調査票テンプレート完全ガイド

HUTの実施手順をステップごとに整理。調査票の作り方に悩む初心者の方に向けて、そのまま使えるテンプレートも収録しています。

日本インフォメーションの
ホームユーステスト(HUT)

ホームユーステスト(HUT)なら、リサーチ会社として創業50年以上の実績をもつ「日本インフォメーション株式会社」にお任せください。

強み・特長1

様々な商品ジャンルでの実績

消費財メーカー(飲料・食品・お菓子・化粧品・日用品 等)様からの依頼を中心に、年間約200件ほどの案件を実施。実施数が豊富でナレッジが多く蓄積されており、調査課題に沿った最適なリサーチをデザインすることが可能です。また、「FAST VIDEO LOG」と合わせて実施することで、試用の様子を動画で確認することできます。

過去のHUT事例(一部抜粋)

歯ブラシ、歯磨き、洗口液、シャンプー、リンス、トリートメント、へアスタイリング剤、シェービング用品、入浴剤、消臭剤、ハンドソープ、軽失禁ライナー、育毛トニック、白髪染めなど

クレンジング、洗顔料、化粧水、美容液、クリーム、ベースメイク、メイクアップ化粧品、メンズコスメなど

お菓子、調味料、ふりかけ、即席みそ汁、即席袋麺、加工食品、レトルト食品、冷凍食品、お酒、健康食品、美容ドリンク、美容サプリメントなど

カラーペン、消しゴム、修正テープなど

掃除機、ヘアドライヤーなど

シャツ、シューズなど

強み・特長2

確実なテスト製品回収を実現する運用体制

テスト品や機密情報の厳重な管理体制

対象者へお渡ししたテスト品の回収は機密情報を守る為に、非常に重要なことです。日本インフォメーションでは、テスト品100%回収に向けて様々な管理手順を踏んだうえで対象者へのアナウンスを行い、管理されたオペレーションにて回収を実施いたします。

テスト品回収を確実に行うための運用例として、返却シールの貼付、返却用ポーチへの封入・発送、紛失防止案内資料の同封、社内保管用段ボールによる管理体制を示した図。

WEB-HUT専用アンケートシステム

「HUT説明・注意喚起動画(+理解度確認アンケート)」「各対象者専用マイページ」「対象者とのチャット連絡機能」「自動リマインドメール(E-mail & SMS)」「全対象者の進捗状況のモニタリング」の機能を備えた、業界でも唯一のWEB-HUT専用アンケートシステムを開発し、案件に活用しています。

資材の確認・注意事項に関する動画
各対象者専用マイページ

強み・特長3

対象者属性・リサーチ内容に適したアンケート回答方法への対応

ホームユーステスト(HUT)のアンケートの回答方法は、主に2つの方法を行っております。対象者の属性やリサーチ内容に合わせて回答方法を選択することができます。

Webアンケート式と調査員による訪問・聞き取り式を比較し、実施スピード、カスタマイズ性、回収確実性、フォロー体制、コストの違いを示した調査手法比較図。

強み・特長4

業界最大級のネットワークで難条件の調査対象者にもアプローチ

業界最大級1800万人のパネル保有しています。通常のリクルートに加えて、モニターの詳細属性をもとに、特定テーマや関心領域に特化した「スペシャルパネル」を構築しています。事前調査なしで、アプローチが難しいターゲット層へ効率的かつ低コストにリーチできます。また、150名以上の機縁リクルーターと提携。対象者条件や調査内容に沿った、各種リクルート方法に対応しています。調査テーマや対象者条件の難易度、コストに応じて最適なリクルート方法を選択し、コストパフォーマンス高い実査をご提供します。

自社WEBパネル登録者数600万人+提携WEBパネル登録者数1200万人
計1800万人
機縁リクルーター150人以上
スペシャルパネル25項目以上

強み・特長5

調査設計から調査票作成、集計分析まで、リサーチャーがワンストップでお手伝い

どのようにリサーチを進めてよいかわからないなど、「相談しながら進めたい方」「複雑な調査を実施したい方」「調査が初めての方」などに、リサーチコンサルティングを行います。リサーチャーが課題の整理、調査の設計、調査画面の作成、実査、集計、分析、報告までをトータルにサポートいたします。

また、実績豊富なリアル・リサーチをベースに、様々な活用方法やリアルとネットを融合させた調査もすべてワンストップで進行させることができるので、スピード・コスト(費用感)ともに定評があります。

企画設計から集計分析までを一貫支援する調査体制と引き継ぎ削減の仕組み図。

リサーチのお見積もり

目的やニーズに合う、最適なプランをご提案いたします。

パッケージ内容

  • 調査使用品の購入、準備
  • 調査票作成、修正、チェック
  • スクリーニング画面作成(リクルート用)
  • スクリーニング配信設定(リクルート用)
  • データ回収
  • データクリーニング(不良回答者削除)
  • 対象者リスト作成
  • HUT調査用画面作成、修正、チェック
  • HUT使用品の保管、発送、回収管理
  • 架電作業による条件確認/対象者参加前日確認
  • HUT調査画面公開、回収確認
  • 謝礼お渡し、送付対応
  • ローデータ作成
  • GT表、クロス集計表作成
  • 性別
  • 年齢
  • 未既婚
  • 子どもの有無
  • 居住地(都道府県まで)
  • 職業
  • 勤務先業種
  • 世帯年数

※上記は利用パネルにより変動があります。

  • ローデータ
  • GTデータ
  • クロス集計データ
  • 自由回答集
  • 各種有意差検定結果
  • 多変量解析結果/報告書 等

※各種データ形式、集計ソフトでの対応も可能です。

  • 出現率調査(SC1000s・5問聴取まで無料)

パッケージ内容

  • 調査使用品の購入、準備
  • 調査票作成、修正、チェック
  • 機縁リクルート用調査票作成、修正、チェック(リクルート用)
  • 機縁リクルート実施
  • 対象者リスト作成
  • HUT使用品の保管、発送、回収管理
  • 架電作業による条件確認/対象者参加前日確認
  • HUT調査、実施状況確認、回収確認
  • 謝礼お渡し、送付対応
  • データ入力
  • ローデータ作成
  • GT表、クロス集計表作成
  • ローデータ
  • GTデータ
  • クロス集計データ
  • 自由回答集
  • 各種有意差検定結果
  • 多変量解析結果/報告書 等

※各種データ形式、集計ソフトでの対応も可能です。

  • 出現率調査(SC1000s・5問聴取まで無料)
クロス集計データ
自由回答集
全問自動グラフ集
報告書
セルフ集計ツール

化粧品の試作品受容性調査

テスト品を自宅で使用していただき、このテスト品で上市してよいかという確認のために実施しました。普段使用しているブランドや、肌質によって評価の違いを分析しました。

調味料の使用実態調査

普段、調味料をどのように使用しているのかを改めて把握するために使用しました。日記調査で毎日どのようなものを作ったか、写真を提出してもらうことで、より具体的な使用方法を把握することができました。

清涼飲料の嗜好性調査

清涼飲料の新製品を自宅で使用していただき、味覚評価を聴取しました。その後インタビューを行い、より詳しい評価や、コンセプトとの合致度を確認しました。

リサーチのお見積もり

目的やニーズに合う、最適なプランをご提案いたします。

【HUTをご検討中の方へ】当社サービスのご紹介

当社のHUTの特徴や強み、テスト品の管理体制、スケジュールや料金例などについて詳細情報をまとめた資料をダウンロードいただけます。

HUTの進め方・調査票テンプレート完全ガイド

HUTの実施手順をステップごとに整理。調査票の作り方に悩む初心者の方に向けて、そのまま使えるテンプレートも収録しています。