新商品やサービスの価格を決めるとき、「いくらなら買ってもらえるのか」「値上げしても受け入れられるのか」と悩む担当者は少なくありません。価格受容性は、生活者が納得して購入を検討できる価格帯を把握するための重要な考え方です。この記事では、価格受容性の意味、PSM分析をはじめとする調査手法、WEB調査やCLTシェルフ調査、WEBシェルフ調査の活用法まで解説します。

価格受容性とは、生活者が納得できる価格の範囲

価格受容性とは、生活者が商品やサービスの価値に対して「この価格なら購入を検討できる」と感じる価格帯を指します。価格は必ずしも安ければよいわけではなく、高すぎれば購入をためらわれ、安すぎれば品質への不安につながることもあります。

価格受容性の意味

価格受容性とは、生活者が商品やサービスに対して受け入れられると感じる価格の幅を示す考え方です。単に「安い」「高い」を見るのではなく、品質、ブランドイメージ、機能、競合商品との比較を踏まえて、購入を検討できる価格帯を把握します。

たとえば、同じ500円の価格でも、コンビニのペットボトル飲料なら500円は高いと感じられ、専門店のスイーツなら500円は妥当と感じられることがあります。価格の受け止め方は、商品カテゴリや利用シーン、期待する価値によって変わります。

価格受容性と価格感度の違い

価格感度とは、価格の変化に対して購入意向がどの程度変わるかを示す考え方です。価格を少し値上げしただけで購入意向が大きく下がるような、価格変動による購入意向への影響が大きな商品は、価格感度が高いといえます。

一方、価格受容性は「どの価格帯までなら納得できるか」に焦点を当てます。値上げ時の離脱リスクを見たい場合など価格変動による影響を知りたい場合は価格感度、初期価格や受容価格帯を知りたい場合は価格受容性の把握が役立ちます。

価格受容性が商品企画で重要な理由

商品企画では、原価や利益率だけで価格を決めると、生活者の感覚とずれることがあります。企業側が「この品質なら妥当」と考えても、生活者が価値を感じなければ購入にはつながりません。

反対に、生活者が十分に価値を感じているにもかかわらず、必要以上に低い価格を設定すると、品質に対する疑念などに繋がりかねず、利益を取り逃す可能性があります。価格受容性を把握すれば、生活者が感じる価値と企業が設定したい価格のギャップを確認できます。

価格受容性調査でわかること

価格受容性調査は、生活者がどの価格帯なら購入を検討し、どの価格を超えると高すぎると感じるのかを調べる方法です。価格そのものだけでなく、ブランドイメージ、品質への期待、値上げ時の反応まで読み解くことで、価格戦略の判断材料になります。

受け入れられやすい価格帯

価格受容性調査では、生活者が「この価格なら妥当」「この価格なら買ってもよい」と感じる価格帯を把握できます。新商品では初期価格の検討に、既存商品では価格改定やリニューアル時の判断に活用できます。

たとえば、新しい飲料を発売する場合、200円なら妥当と感じる人が多いのか、250円でも機能や品質に納得すれば購入を検討するのかを確認できます。社内の感覚だけでなく、生活者の反応を踏まえて価格候補を探れる点が特徴です。

高すぎる価格・安すぎる価格の境界

価格が高すぎると、生活者は購入検討から外してしまいます。しかし、価格は低ければ低いほどよいとは限りません。安すぎる価格は「品質が低そう」「信頼できない」といった不安につながることがあります。

価格受容性調査では、「高すぎて買えない」と感じる上限だけでなく、「安すぎて品質が不安」と感じる下限も確認できます。特に、化粧品、食品、健康関連商品、高級感を訴求する商品などでは、価格の下限を把握することも重要です。

値上げ・値下げ時の生活者反応

原材料費や物流費の上昇により、値上げを検討する企業は増えています。しかし、値上げは販売数量の減少や顧客離れにつながる可能性があります。価格受容性調査を行うことで、どの程度の値上げなら受け入れられやすいのかを事前に確認できます。

一方、値下げの場合も注意が必要です。単純に価格を下げれば購入者が増えるとは限らず、商品によっては品質イメージが下がる場合があります。値上げ・値下げのどちらでも、生活者の反応を事前に把握することが大切です。

代表的な価格受容性調査の手法

価格受容性を調べる方法には、PSM分析、CVM分析、コンジョイント分析などがあります。価格帯を知りたいのか、価格別の購入意向を見たいのか、機能や容量との組み合わせを評価したいのかによって、適した手法は変わります。

PSM分析|4つの質問で価格帯を探る

PSM分析とは、Price Sensitivity Meterの略で、生活者の価格に対する感覚を把握する調査手法です。一般的には、「安すぎて品質が不安になる価格」「安いと感じる価格」「高いと感じる価格」「高すぎて買えない価格」の4つを尋ねます。

これらの回答を集計し、それぞれの交点の組み合わせから、価格に対する受け止め方の境界を分析します。上限価格、下限価格、理想価格、妥協価格などを把握できるため、新商品やリニューアル商品の価格検討に向いています。

CVM分析|価格別の購入意向を把握する

CVM分析は、特定の価格を提示し、その価格で購入したいかどうかを確認する手法です。候補価格がある程度決まっている場合や、価格変更による購入意向の変化を見たい場合に適しています。

たとえば、現在500円の商品を550円、600円、650円に値上げした場合、それぞれの価格で購入意向がどの程度変わるかを調べられます。PSM分析が価格帯の探索に向いているのに対し、CVM分析は既に一般的に想定されている具体的な価格帯における価格候補の比較に向いています。

コンジョイント分析|価格と機能の組み合わせを見る

コンジョイント分析は、価格、容量、機能、パッケージ、ブランドなど複数の要素を組み合わせ、生活者がどの要素を重視して選ぶかを分析する手法です。価格単体ではなく、商品仕様全体のバランスを検討できます。

たとえば飲料であれば、「容量」「味の種類」「機能性表示」「パッケージ」「価格」を組み合わせて提示し、どの商品案が選ばれやすいかを確認します。新商品開発やリニューアルで、価格と機能の最適な組み合わせを見たい場合に役立ちます。

インターネット調査|短期間で多くの価格評価を集める

インターネット調査は、インターネット上でアンケートを実施し、生活者を定量的に把握する方法です。インターネット調査では、PSM分析、CVM分析、コンジョイント分析などの設問を組み込みやすく、短期間で多くの回答を集めやすい点が特徴です。

ただし、インターネット調査は画面上での評価になるため、実物の質感、サイズ感、味、香り、棚前での見え方など、リアルな体験までは再現しにくい場合があります。リアルな実物の評価が重要な商品では会場調査(CLT)、競合商品と並んだ状態を見たい場合はWEBシェルフ調査やCLTシェルフ調査との併用が有効です。

調査手法の選び方と使い分け

価格受容性調査は、目的に合う手法を選ぶことで精度が高まります。価格帯の目安を知りたいのか、候補価格を比較したいのか、売り場での見え方まで検証したいのかによって、適した調査設計は異なります。

価格帯を知りたい場合はPSM分析

新商品や類似商品が少ない商材では、生活者がどの程度の価格を想定しているのかを把握することが重要です。この場合は、価格の上限と下限を探れるPSM分析が向いています。

PSM分析では、安すぎる価格と高すぎる価格の両方を確認できるため、ブランド価値を守りながら価格帯を検討できます。ただし、実際の売り場行動を完全に予測するものではないため、競合価格や原価、販売チャネルと合わせて判断する必要があります。

候補価格を比較したい場合はCVM分析

すでに価格候補がある場合は、CVM分析が役立ちます。500円、550円、600円など具体的な価格を提示し、それぞれの購入意向を比較することで、値上げや価格改定による離脱リスクを検討できます。

特に既存商品の値上げでは、どの価格帯から購入意向が大きく下がるのかといった分水嶺を把握することが重要です。価格変更後の売上影響を考える際は、CVM分析の結果を販売実績や競合状況と照らし合わせて活用します。

売り場での選ばれ方を見たい場合はシェルフ調査

価格は、単独で見たときと、売り場で競合商品と並んだときで受け止められ方が変わります。棚位置、容量、パッケージ、POP、競合価格などの要素が購入意向に影響するためです。

店頭での見え方を重視する商品では、WEBシェルフ調査やCLTシェルフ調査が有効です。WEBシェルフ調査ではオンライン上で棚を再現し、CLTシェルフ調査では会場で棚前の反応を確認できます。価格とパッケージ、競合環境を含めた実践的な検証が可能です。

WEBシェルフでは様々なエリアから多くの回答を得ることが可能ですが、インターネット調査を活用した画面上での評価となるため、よりリアルさを追求した厳密な評価が必要な場合には会場調査(CLT)でのCLTシェルフ調査が有効です。

価格受容性調査の進め方

価格受容性調査は、アンケートを実施すれば終わりではありません。調査目的、対象者、提示する商品情報、分析手法、結果の使い方を事前に整理することで、意思決定に使えるデータになります。基本的な流れを確認しましょう。

ステップ1 調査目的を明確にする

はじめに、「何を判断するための調査なのか」を明確にします。新商品の初期価格を決めたいのか、既存商品の値上げ許容範囲を知りたいのか、容量変更後の価格妥当性を確認したいのかで、調査設計は変わります。

目的が曖昧なままだと、設問や分析方法も曖昧になり、結果を活用しにくくなります。価格帯の目安を知りたいのか、候補価格を比較したいのか、売り場での選ばれやすさを見たいのかを整理しておきましょう。

ステップ2 対象者とサンプル条件を決める

誰に聞くかによって、価格受容性の結果は大きく変わります。既存顧客に聞くのか、カテゴリ購入者に聞くのか、競合商品ユーザーに聞くのかで、得られる示唆は異なります。

たとえば、ブランドの既存顧客は高い価格でも受け入れやすい可能性があります。一方、競合商品ユーザーや未購入者は、より厳しく価格を評価するかもしれません。年齢、性別、購入頻度、利用シーンなどの条件やターゲットを整理することが大切です。

ステップ3 設問と提示情報を設計する

価格受容性調査では、回答者が商品価値を正しくイメージできる情報提示が重要です。商品名、特徴、容量、使用シーン、パッケージ画像、競合商品との違いなどをどこまで見せるかを設計します。

特にインターネット調査では、画面の見せ方によって回答のしやすさやバイアスが変わります。パッケージ画像や棚画像を使う場合は、回答負荷を抑えながら、実際の購買場面に近い評価が得られるように設計することが重要です。

ステップ4 結果を価格戦略に落とし込む

調査結果から受容価格帯や購入意向の変化を把握したら、原価、利益率、競合価格、販促計画と照らし合わせます。生活者が受け入れやすい価格と、企業として実現したい価格が一致しない場合は、商品価値の伝え方や仕様の見直しも検討します。

たとえば、受容価格が想定より低い場合、単純に値下げするのではなく、容量、パッケージ、訴求メッセージ、販売チャネルを見直す選択肢があります。価格受容性調査は、価格だけでなく商品設計を見直す材料にもなります。

価格受容性調査のメリットとデメリット

価格受容性調査の大きなメリットは、価格設定に生活者視点の根拠を持てることです。ただし、調査結果だけで販売価格を決めると、原価や競合状況、流通条件とのずれが生じる可能性があります。生活者の反応と市場環境、事業条件などを組み合わせて活用しましょう。

メリット|価格判断に客観的な根拠を持てる

価格受容性調査を行うと、「なんとなく高そう」「競合に合わせるしかない」といった感覚的な判断から抜け出せます。生活者データに基づいて価格候補を検討できるため、社内での説明や意思決定を進めやすくなります。

商品企画、マーケティング、営業、経営企画など複数部門が関わる場合、価格に対する意見が分かれることがあります。そのような場面で、調査結果は共通の判断材料になります。

メリット|発売前の失敗リスクを下げられる

発売後に「思ったより高いと受け止められた」「安すぎて品質感が伝わらなかった」と気づいても、価格修正は簡単ではありません。店頭表示、ECサイト、販促物、営業資料、流通先との調整が必要になるためです。

発売前に価格受容性を調べておけば、生活者が感じる価値と価格のずれを事前に確認できます。商品コンセプト、パッケージ、容量、訴求メッセージの見直しにもつなげられます。

デメリット|実際の購買行動とは異なる場合がある

価格受容性調査は、生活者の意識や購入意向を把握するための手法です。実際の購買行動、店頭での競合比較、販促施策、季節要因などをすべて予測できるわけではありません。

調査では「600円でも買う」と回答した人が多くても、実際の売り場で競合商品が498円で並んでいれば、購入行動は変わる可能性があります。調査結果は唯一の答えではなく、意思決定のための重要な判断材料として位置づけましょう。

価格受容性調査が向いているケース・向いていないケース

価格受容性調査は多くの商品・サービスで活用できますが、すべての価格判断に万能なわけではありません。新商品開発や価格改定には向いている一方で、市場価格や原価制約が強い場合は、別の分析や事業判断と組み合わせる必要があります。

向いているケース|新商品開発・価格改定・リニューアル

価格受容性調査は、新商品発売前、既存商品の値上げ・値下げ、パッケージリニューアル、ブランド再設計の場面に向いています。生活者がどの価格帯なら納得するかを事前に確認できるため、発売後の価格ミスマッチを防ぎやすくなります。

特に新商品は過去の販売データがないため、社内の経験則や競合価格だけで判断しにくいことがあります。生活者が商品コンセプトやパッケージを見たうえで、どの価格帯を妥当と感じるかを確認することが大切です。

向いているケース|容量やパッケージを変える商品

容量を減らす、内容量を増やす、パッケージを高級感のあるものに変えるなど、価格以外の要素も変わる場合は、生活者が価値をどう受け止めるかを確認する必要があります。

たとえば、容量を減らして価格を据え置く場合、生活者が実質的な値上げと感じる可能性があります。一方、パッケージを改良して利便性や品質感が高まれば、価格への納得感が上がることもあります。WEBシェルフ調査やCLTシェルフ調査との併用も有効です。

向いていないケース|価格の自由度が低い商品

価格受容性調査は有効な手法ですが、価格の自由度がほとんどない商品では、結果を活用しにくい場合があります。原価上昇が大きく、販売価格の選択肢が限られている場合や、業界慣行・流通条件によって価格が強く制約される場合です。

また、競合商品との価格差が極端に大きい場合、生活者の受容価格帯を把握しても、そのまま実行できないことがあります。その場合は、価格以外の価値訴求、販路の見直し、容量や仕様の調整も検討する必要があります。

価格受容性調査でよくある失敗と注意点

価格受容性調査では、設計を誤ると意思決定に使いにくい結果になることがあります。特に、価格だけを聞く、商品情報が不足している、対象者が広すぎる、分析結果をそのまま販売価格にする、といった失敗には注意が必要です。

“価格だけ”を聞いてしまう

価格だけを提示して「買いたいか」を聞いても、生活者は商品の価値を判断しにくくなります。価格評価には、機能、容量、品質、ブランド、利用シーンなどの情報が必要です。

同じ1,000円の商品でも、通常品なのか、プレミアム品なのか、限定品なのかによって受け止め方は変わります。商品コンセプトやパッケージ、使用シーンを適切に提示し、購入場面を想像できる状態で評価してもらうことが大切です。

ターゲットが広すぎる

商品を買う可能性が低い人まで含めると、価格受容性が実態より低く出ることがあります。高機能なプレミアム商品を一般消費者全体に聞くと、「高い」と感じる人が多くなり、本来のターゲットの評価が見えにくくなる可能性があります。

価格受容性調査では、誰に聞くかが非常に重要です。カテゴリ購入者、既存ブランド利用者、競合ユーザー、購入意向者など、販売戦略に合う対象者を設定しましょう。

分析結果をそのまま販売価格にしてしまう

調査で示された理想価格や受容価格帯は、あくまで生活者の意識を示すデータです。最終的な販売価格は、原価、利益率、流通、販促、ブランド戦略を踏まえて決定する必要があります。

たとえば、調査結果では500円が理想価格でも、原価や流通マージンを考えると利益が出ない場合があります。その場合は、価格を下げるのではなく、容量や仕様、販路、訴求メッセージの見直しなど、価格以外の要素についても検討しましょう。

価格受容性に関するFAQ

価格受容性について調べ始めると、支払意思額との違い、PSM分析の限界、必要なサンプル数、BtoB商材への活用可否など、細かな疑問が出てきます。よくある質問をQ&A形式で整理します。

よくある質問

Q.

価格受容性と支払意思額は同じですか?

近い概念ですが、完全に同じではありません。支払意思額は「いくらまで支払う意思があるか」の上限に焦点を当てる考え方です。一方、価格受容性は、安すぎる不安や高すぎる拒否感も含め、生活者が受け入れられる価格帯を幅で捉える点が特徴です。

支払意思額だけを見ると、価格の下限や品質不安を見落とすことがあります。ブランド価値を守りながら価格を検討するには、価格受容性の視点も重要です。

Q.

PSM分析だけで販売価格を決めてもよいですか?

PSM分析だけで最終価格を決めるのはおすすめできません。PSM分析は生活者の価格感覚を把握するには有効ですが、原価、利益率、競合価格、販路、ブランド戦略も合わせて判断する必要があります。

また、PSM分析は「その価格をどう感じるか」を把握する手法であり、実際の店頭行動を完全に予測するものではありません。最終的な価格設定では、事業条件や販売環境も踏まえて検討しましょう。

Q.

インターネット調査で価格受容性は調べられますか?

インターネット調査でも価格受容性は調べられます。PSM分析、CVM分析、コンジョイント分析などを組み込み、生活者の価格感覚や購入意向を定量的に把握できます。

ただし、インターネット調査は画面上での評価になるため、実物の質感や使用感、棚前での反応までは再現しにくい場合があります。商品特性に応じて、会場調査(CLT)、ホームユーステスト(HUT)、WEBシェルフ調査、CLTシェルフ調査を組み合わせるとよいでしょう。

Q.

BtoB商材でも価格受容性調査はできますか?

BtoB商材でも価格受容性調査は可能です。ただし、BtoC商材と異なり、購買担当者、利用部門、決裁者など複数の関係者が価格判断に関わることがあります。

そのため、誰に調査するか、どの購買プロセスを想定するかを明確にする必要があります。また、BtoBでは価格だけでなく、導入効果、サポート体制、契約期間、運用負荷なども評価に影響します。

Q.

パッケージや売り場の影響も調べられますか?

調べられます。WEBシェルフ調査、CLTシェルフ調査、パッケージ評価などを組み合わせることで、競合商品と並んだときの見え方や、棚前での選ばれやすさを検証できます。

価格は、実際の売り場では単独で判断されるわけではありません。隣に並ぶ競合商品、棚位置、パッケージ、容量、販促表示などの影響を受けます。購買場面に近い形で評価したい場合は、売り場再現型の調査が有効です。

価格の迷いを、生活者理解から前に進めよう

価格受容性を把握することは、単に「いくらなら売れるか」を知ることではありません。生活者が商品価値をどう受け止め、どの価格帯なら納得し、どこから購入をためらうのかを理解することです。

新商品開発、商品リニューアル、値上げ、販促施策を進める際は、価格だけでなく、パッケージ、容量、ブランド、売り場での見え方まで含めて検証することで、より実務に活かしやすい判断材料が得られます。まずは自社が知りたいことを整理し、PSM分析、WEB調査、CLT、WEBシェルフ調査などから適した方法を検討してみましょう。関連資料のダウンロードやセミナー参加、調査会社への相談を活用すれば、価格戦略をより具体的に進めやすくなります。

執筆者プロフィール

監修:斎藤啓太

日本インフォメーション株式会社 代表取締役社長
日本マーケティング・リサーチ協会 理事 
情報経営イノベーション専門職大学【iU】 客員教授

プロフィール
損害保険ジャパンでの法人営業を経て、大手マーケティングリサーチ会社に入社。多くのオフライン調査の実査現場を担当した後、リサーチャーとして主に自動車(耐久消費財)領域の調査企画から分析まで一貫して従事。生活者のリアルなインサイト抽出に強みを持つ。 
2010年に当社へ参画後は、食品・飲料・化粧品・トイレタリーなど消費財メーカーのマーケティングリサーチを多数支援。新規顧客の開拓をはじめ、社内における新たなリサーチ手法やデータ分析メソッドの確立を牽引。2019年に代表取締役社長へ就任後も、リサーチ実務の第一線に立ち続け、多数の社内外マーケティングセミナーに登壇。2021年より日本マーケティング・リサーチ協会(JMRA)理事を務めるほか、iU情報経営イノベーション専門職大学の客員教授としてデータサイエンスやマーケティングリサーチの講義を行うなど、実務と学術の両面からマーケティングやリサーチ業界の発展に尽力している。

発信実績
登壇セミナー:顧客理解の深化がブランドを育てる リサーチ×コミュニティから始めるCEP設計AI・UGC・アンケート・リサーチで探る真相心理顧客がどう”売上”に貢献するか? 熱狂的ファンと実現する共創マーケティングのはじめ方 、​ベテランリサーチャーがおすすめする「読むべき本 2023」デジタルトランスフォーメーションやコロナで変わるマーケティングリサーチの事例ご紹介 など

執筆:日本インフォメーション 広報

プロフィール
1969年創業、50年以上の実績を持つマーケティングリサーチ会社。食品・化粧品などの日用消費財メーカーから金融機関・学術機関まで幅広い業界のリサーチ課題に対応し、企画設計から分析・報告まで一貫してサポート。特にオフライン調査の年間実施件数は業界トップクラスを誇る。蓄積されたノウハウを活かし、無料調査レポートやセミナーを通じて実務に役立つ情報を発信している。

発信実績
無料調査レポート:レポート執筆90件突破
セミナー:累計参加者数4,000人超