2026年のゴールデンウィーク(以下、GW)は、有給休暇の取得次第では最大12連休、16連休も可能となる、比較的日並びの良い年となっています。一方で、総務省統計局が公表した消費者物価指数(2026年2月分)によると、生鮮食品を除く総合指数は前年同月比+1.6%と物価がやや高めの水準で推移しており、身近な品目で値上がりの傾向がみられます(※)。加えて、中東地域を中心とした国際情勢の不安定さや、1ドル=150円台後半で推移する円安の影響もあり、家計を取り巻く環境は少し見通しにくい状況が続いています。こうしたなかで、GWの過ごし方や消費行動にはどのような変化がみられるのでしょうか。

そこで、日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、物価上昇や国際情勢の変化といった経済環境のなかで、生活者のGWの予定や支出意向、消費行動にどのような変化がみられるかを把握するため、本調査を実施いたしました

※出典:総務省統計局「2020年基準 消費者物価指数 全国 2026年(令和8年)2月分


調査結果から得られたファインディングス

GWの過ごし方は、約70%の人がすでに決まっている。GWの予定で最も多いのは「自宅でのんびり過ごす」。男性30代は「宿泊を伴う旅行」「外食・ショッピング・レジャー施設」など、他世代よりも外出・レジャー志向が強い。全体の傾向では年齢が若いほどレジャー等の予定が多い。

全体で、GWの予定が決まっていない人は29.1%、何かしら決まっている人が70.9%。GWの予定で最も多いのは「自宅でのんびり過ごす」で49.3%。男性30代は、国内旅行が 38.9% と全ての性・年代と比較して、最も高い。また、外食・ショッピング・レジャー施設利用の予定も他世代より高い傾向。それに伴い、支出では他世代よりも支出額が多く、支出が増えそうな項目で「交通費」が 47.2% と全体より高い。

GWの支出については、使う金額は「決めていない」が最も高い一方で、「1万円未満」「1~3万円未満」の割合も高く、手頃なレンジに集中している。また、レジャー等の予定が多い若年層では昨年より支出が増える。ただ、支出増の背景は物価高の影響となっている。

使う金額は「決めていない」 32.7% が最多。次いで「1〜3万円未満」 19.4%、「1万円未満」 18.7% が続く。男性30代は「5〜10万円未満」 16.7% と他世代よりも高い一方、「1万円未満」も 29.2% と高く、二極化している。外出・レジャー志向が強い若年層では支出が昨年より「増えそう」が「減りそう」より高い。しかし、理由としては物価高の影響が強い。

レジャー時にはコーヒー・お茶類、菓子・スイーツ、おにぎり・弁当・パン、お土産など“飲食とお土産”への支出が自宅で過ごすより消費の増加傾向が目立つ。

「菓子・スイーツ類」はレジャー・自宅ともに高く、特にレジャーでは「おにぎり・弁当・パン」 39.2%、「お土産」 32.7% も目立つ。レジャー時に購入が増加する飲料は「コーヒー」 26.7%、「お茶類」 24.9% が高め。男性の「アルコール」購入はレジャーで 31.7% と女性13.4%より大幅に高い。

主な調査結果

①主なGWの過ごし方(単一回答)

全体で「まだ決めていない」が29.1%と最も高く、次いで「自宅で過ごすことが中心」が27%と続きます。男性30代が「旅行(宿泊あり)」で20.5%とすべての性年代で突出しています。女性20代は「日帰りの外出・レジャー」が18.6%と最も高くなっています。

②GW中の予定すべて(複数回答)

「自宅でのんびり過ごす」49.3%が全体の最多回答となりました。男性30代で「外食」「ショッピング」「国内旅行」「レジャー施設」が他の世代より高く、アクティブに過ごす様子が見られます。女性60代では「特に予定はない」が26.5%と他の世代より突出しています。

③GW中の総予算

全体では「特に決めていない」が32.7%と最も高く、次いで「1~3万円未満」19.4%、「1万円未満」18.7%と続きます。男性30代では「5~10万円未満」が16.7%と他の世代より高くなっています。一方で「1万円未満」29.2%とこちらも他の世代より高くなっています。

④GWの支出額 昨年比増減と増加の理由

全体では「変わらない」が57.9%と最も多くなっています。「増えそう」16.2%と「減りそう」14.3%は同程度でした。男性20代、30代、女性20代で「増えそう」が「減りそう」より10pt以上高くなっていました。

昨年より予算が増えそうな理由は、「昨年より物価が上がっているから」が51%と最も高く、物価高の影響で必然的に支出も増える見込みとなりました。

⑤GW中に購入が増える商品カテゴリー <食品>

「菓子(チョコ、クッキー、スナック菓子など)」、「スイーツ・デザート類(ケーキ・プリンなど)」がレジャーや外出時、自宅で過ごす時ともに高くなっています。加えてレジャーでは「おにぎり・お弁当・パン」39.2%、「お土産」32.7%と高くなっています。

⑥GW中に購入が増える商品カテゴリー <飲料>

自宅で過ごす時より、レジャーや外出時のほうが、購入が全体的に増えています。レジャーでは「コーヒー」26.7%、「紅茶、緑茶などのお茶類」24.9%が高くなっています。「お酒・アルコール類(ビール・発泡酒・新ジャンル)」はレジャーで男性31.7%、女性13.4%と男性の方が高い傾向です。

⑦GW中に購入が増える商品カテゴリー <日用品>

レジャーや外出時では「日焼け止め・UVケア用品」18%がトップです。自宅で過ごす時は、「特にない」が高くなっています。

今年のGWの過ごし方は「自宅でのんびり過ごす」が1位で、外食やショッピング、日帰りレジャーなど近場で楽しむ予定が多数を占める結果となりました。一方で、昨年より支出が「増えそう」と答えた理由として「物価上昇」が51%と最多であり、積極的な消費意欲というよりも、物価高による“やむを得ない出費増”が背景にあることがうかがえます。菓子・スイーツは自宅時・外出時いずれも、おにぎり・弁当、飲料といった“手軽な飲食系カテゴリー”は外出時に購入が増える傾向があり、消費財メーカーにとってはGW商戦における近場レジャー需要を捉えた売場展開や商品訴求が鍵となりそうです。
以上、 ~今年のGWは何してる?~GWの予定・消費に関する意識・行動調査を抜粋してお伝えしました。


その他の質問

  • GW中に支出する予定の項目
  • GWに向けて購入・準備するもの
  • GWに対する消費意識
  • GWの消費における行動意識

調査概要

調査地域:日本全国
調査対象:20~69歳 男女
調査実施期間:2026年4月6日~4月7日
調査手法:クローズドモニターへのインターネットリサーチ
サンプルサイズ:有効回収計1,074サンプル

※レポートの著作権は、日本インフォメーション株式会社が保有します。
※内容を転載・引用する場合には、「日本インフォメーション(株)調べ」と明記してご利用ください。

会社概要

会社名:日本インフォメーション株式会社

所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10JRE銀座三丁目ビル4F

代表取締役社長:斎藤啓太

資本金:5,500万円

設立:1969年12月1日

URL:https://www.n-info.co.jp/

事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他

本調査・リリースに関する問い合わせ先

日本インフォメーション株式会社  担当 :高澤
E-mail : ni_inquiry_report@n-info.co.jp