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昨今、タイムパフォーマンス(タイパ)といった、「時間効率化・時間対効果」の重視化を意味する言葉がZ世代を中心に浸透していることが話題となっています。このワードが浸透した背景として、様々なデジタル媒体の普及が進んだことが一つの大きな背景として存在します。例えば、”動画を倍速で視聴することでより短い時間で情報を得る”、“Web会議を利用することで移動時間を省く”など、私生活・ビジネスにおいて様々なタイパが点在しています。

そこで、日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、主にZ世代を中心に浸透していると言われている「タイムパフォーマンス」は、Z世代のみならず他の世代においても同様に日々重視されているといった仮説を提唱しつつ、タイパへの意識が世代間でどのように違っているかを明らかにするため、タイムパフォーマンスの意識について調査しました。


※詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
ご希望の方は「資料請求はこちら」からお気軽に問い合わせください。
※ご希望の資料名に「~世代間でタイパ意識は異なる?~タイムパフォーマンスに関する意識調査」と記載ください

調査結果について

■主な調査結果

①|日々の生活での時間に追われる感覚

日々の生活で時間に追われていると感じている人は全体で半数以上です。コロナ禍と比べて時間に追われている感覚は変わらない方が半数でした。性別では、女性がやや時間に追われている感覚が強くなっています。年代別では特にZ世代の女性10代において6割以上と高く、男性10代もTOPBOXでは他の年代を上回っています。
また、コロナ禍の際と現在を比較した質問でも、 10代では「時間に追われている感覚が強くなった」が4~5割と高めです。Z世代(10代)の時間に追われている感覚は、他の年代と比べて高く、5類移行後の現状でより強まっている傾向がみられました。

 

②|タイムパフォーマンスの認知状況

タイムパフォーマンスの言葉の認知状況は全体では半数以上が認知していますが、言葉の意味まで理解している割合は3割程度です。全体的に男性の認知率が高くなっており、10代を例外として年代が若いほど認知率が高い傾向がみられ、20代では認知率が7割を超えています。前問で時間に追われている感覚が強かった10代では、感覚値に反して認知率は意外にも低い結果となりました。

③|タイムパフォーマンスを意識して行っていること:回答個数

性年代別に、タイパを意識した行動量を確認するために「タイムパフォーマンスを意識して行っていること」計32個の選択肢を、各性年代が平均していくつ回答したのか、回答個数をまとめて集計をしました。その結果を見ると、男女ともにZ世代(10代)の回答個数平均が高く、タイパを意識した行動の多さが他年代比べて多いことが分かります。

④|タイムパフォーマンスを意識して行っていること

タイムパフォーマンスを意識して行っていることについて聴取したところ、全体では「ながら動画視聴」が最も高く、次いで「ネットショップ・ネットスーパーの利用」「動画の倍速視聴/10秒スキップしながらの視聴」の順に高くなりました。性年代別で上位に挙がったものの考察は次項目にて詳細を記載しますが、それ以外に特徴的なものとしては、女性では「眉アート/まつエク/まつげパーマの利用」や「オールインワン化粧品の利用」など美容系の項目も挙げられました。男性20代では「衣類のサブスクの利用」といった新サービスの利用がやや目立つのが特徴的です。

⑤|タイムパフォーマンスを意識して行っていること:ランキングTop5

タイムパフォーマンスを意識して行っていることについて、性年代別でTop5を抜粋したところ以下のような項目が挙がりました。
Z世代(10代)では男女ともTOP5のうち4つを「メディアコンテンツ視聴関連」の項目が占めました。男女20代は 「メディアコンテンツ視聴関連」の項目が多いのですが、10代と比べて購買力が上がってくる年代でもあり、「ネットショップ・ネットスーパーの利用」「衣類のネットショップの利用」など「買い物関連」が挙がってきます。
30-50代のミドル層においては、男女共通して若年層と同様に「メディアコンテンツ視聴関連」項目が上位に挙がりながらも、買い物関連の「ネットショップ・ネットスーパーの利用」に加え、 「弁当・惣菜などの出来合いのものの利用」「冷凍食品・ミールキットを利用する」など、「家事の時短を目的とする項目」も挙げられました。男性40-50代では「リモートワークの実施」が上位に挙がり仕事面でのタイパ意識も窺えます。

⑥|タイムパフォーマンスの効果の感じ方

タイムパフォーマンスを意識して行っていることのうち、効果を得られていると感じている項目について、全体でn=30以上選択された項目に絞り確認しました。全体では「乾燥機能付き洗濯機の利用」「食器洗い乾燥機の利用」 「冷凍食品・ミールキットを利用する」など家事関連の項目が上位を占めています。
一方、Z世代を中心にタイパ行動実施率の高い、メディア関連の項目は家事関連の項目に比べると、タイパ効果はやや実感されにくい様子です。

⑦|タイムパフォーマンスへの意識と生活の質への影響

日々の生活の中でタイムパフォーマンスを意識しているかを確認したところ、「意識している」人は4割弱とまだ一定層にのみ広まっている意識と言えます。しかしタイパを意識している方は、約6割がタイパで生活の質があがったと回答しており、タイパ行動のQOLへの貢献度はあると感じられている様子です。
性年代別で見ると、男女ともにタイパを意識していると回答した割合が3割台の年代が多い中、男性20代は約5割半ば、女性10代は約4割と高めのスコアになっています。Z世代(10代)では、男女ともにタイパにより生活の質が上がったと回答しており、タイパ行動量に比例して生活への好影響を感じています。

Z世代を中心に浸透していると言われているタイパについてみてきましたが、世代ごとにタイパの行動量や実践している内容が異なる結果となりました。以上、 ~世代間でタイパ意識は異なる?~タイムパフォーマンスに関する意識調査を抜粋してお伝えしました。

※詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
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※ご希望の資料名に「~世代間でタイパ意識は異なる? ~タイムパフォーマンスに関する意識調査」と記載ください

■調査概要

調査地域:日本全国
調査対象:16~59歳 男女
調査実施期間:2023年12月7日~12月8日
調査手法:インターネットリサーチ
サンプルサイズ:有効回収計 1,000サンプル

レポートの著作権は、日本インフォメーション株式会社が保有します。

内容を転載・引用する場合には、「日本インフォメーション(株)調べ」と明記してご利用ください。

■会社概要
会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10 JRE銀座三丁目ビル4F代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他

■本調査・リリースに関する問い合わせ先

日本インフォメーション株式会社  担当 : 神原・山本
E-mail : ni_inquiry_report@n-info.co.jp

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