2021年現在、「環境」や「社会」への配慮を求める動きが世界中で活発化し、日本でも大手企業を中心に「SDGs」「エシカル消費」を意識する企業が増え始めました。
そのような状況下で、新型コロナウィルス感染症の世界的流行もあり、日本でも健康的な体づくりに一層の関心を持つ消費者も増えてきました。日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、地球にも身体にも優しいサステナブルな食品・飲料に注目が集まっている中、消費者はそれらにどういったイメージを持っているのか、年代別・環境への意識別に消費者意識の実態を把握するために本調査を実施しました。その結果の一部を「代替食編」としてお伝えします。
「食事法編」もございますので、是非ご覧ください。https://www.n-info.co.jp/report/0018
詳細な調査結果資料(属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
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※ご希望の資料欄に「~サステナブルな社会のために「食」ができること~ 代替食編」とご記載ください
■主な調査結果
①|代替食の認知・使用経験
最も認知が高いのが「オートミール」69.4%、「アーモンドミルク」66.5%、「代替肉」61.8%と続く。
■まず最近話題に上がることも多い代表的な代替食を挙げ、どの程度認知されているのか確認してみました。結果は、喫食経験も認知とほぼ相対している結果となりました。経験ありまで含めると「アーモンドミルク」の28.2%が最も多く、「オートミール」24.7%、「代替肉」21.5%と続きました。「オートミール」は20代男女の認知が7~8割、喫食経験が3割と相対的に高い傾向です。「アーモンドミルク」も20代男女の認知が7~8割、飲用経験3~4割と他の年代と比べて高い結果となりました。「代替肉」でも、20代男性の認知が7割、喫食経験が3割と他の年代よりも高い傾向にあり、若年層での関心の高さが伺えました。(図表1)※年代別結果のグラフは割愛
②|各代替食の印象
ポジティブな印象では「肥満を防ぐ」「栄養が豊富そう」、ネガティブな印象では「美味しくなさそう」「人工的」が挙がる。
■2割以上選択されたポジティブな印象では、ダイエットフードとしてメディアでも取り上げられている「カリフラワーライス」「キャベツライス」「代替肉」で、「肥満を防ぐ」印象が2割強挙がりました。また、「アーモンドミルク」では「栄養が豊富そう」が選択されています。一方で、ネガティブな印象としては「美味しくなさそう」が「昆虫食」で4割、「代替肉」で2割です。また、「人工的」として「培養肉」「代替肉」も2割ほど挙がっており、味や人工感などに不安を持つ方が多いのが現状のようです。(図表2)
③|各代替食の喫食・飲用意向
いずれの代替食も喫食・飲用にネガティブな意見が半数以上を占め、意向を示したのは少数に留まる。意向割合が、最も高いのは「キャベツライス」20.5%。以降「カリフラワーライス」19.2%、「代替肉」18.9%と続く。
■喫食・飲用にネガティブが最も多いのは「昆虫食」で77.4%(喫食・飲用意向無しの割合)から挙げられました。喫食・飲用意向無しの割合が次いで多いのは、「培養肉(クリーンミート)」61.9%、「ライスミルク」57.7%となりました。年代別にみると、「キャベツライス」「カリフラワーライス」とも、20代男女の喫食意向(TOP1 BOX)が1~2割弱と高く、「代替肉」でも20代男女の喫食意向(TOP1 BOX)が1割と他の年代と比べて相対的に高い傾向で、若年層の関心の高さは窺えました。(図表3)※年代別結果のグラフは割愛
④|各代替食の喫食・飲用意向の理由
「肥満を防ぎそう」「栄養が豊富そう」が使用意向理由として挙がり、「環境問題の解決に繋がりそう」「動物にやさしそう」など環境問題関連の項目よりもダイエット、ボディメイク面が注目されている。
■「肥満を防ぎそう」は、「カリフラワーライス」52.2%、「キャベツライス」51.0%をはじめ、「代替肉」「代替卵」「オートミール」「オートミルク」で3割を超えました。「栄養が豊富そう」では、「アーモンドミルク」35.6%、「オートミール」「オートミルク」でも3割を超えています。その他「アーモンドミルク」では「美味しそう」が37.8%と最も多い理由となっています。(図表4)
⑤|代替食の非喫食・非飲用意向の理由
「美味しくなさそう」がすべての代替食で3割を超え、最も多い理由。「特になし」も多く挙げられ、一般層で関心がない層も、まだ一定以上いる様子。
■「美味しくなさそう」が最も多い理由ですが、特に「昆虫食」が47.2%と半数近い理由として挙げています。また「培養肉」では「人工的」19.4%、「安全性への不安」13.1%も挙がられており、「昆虫食」でも「安全性への不安」14.2%となっています。各食とも「美味ししくなさそう」との理由は、20代男性が多く理由として挙げており、相対的に男性より女性の方が多い傾向が見られました。(図表5)※年代別結果のグラフは割愛
以上、~サステナブルな社会のために「食」ができること~ 代替食編 の結果を抜粋してお伝えしました。
詳細な調査結果資料(属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
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■調査概要
調査地域:日本全国
調査対象:15~69歳の男女
サンプルサイズ1027サンプル
調査方法:インターネット調査
調査実施時期:2021年6月10日~13日 ※文中掲載の比較調査実施時期:2021年4月15日~16日
本レポートの著作権は、日本インフォメーション株式会社が保有します。
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■会社概要
会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10 菱進銀座イーストミラービル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他
■本調査・リリースに関する問い合わせ先
日本インフォメーション株式会社 担当 : 川島・橋本
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