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2019/09/01

NIリサーチャーコラム #03 ~ “ブランディング”は止まれない ~

執筆者:NIマーケティング研究所(集計分析担当) T.A

 

※NIリサーチャーコラムでは、当社の各リサーチャーが日々の業務等で感じた事を自由に紹介しています。

 

我々の周りには”ブランド”が溢れている

弊社は今年、設立50周年を迎えまして、合わせてコーポレートサイトも刷新されました。刷新に合わせて現在は変更されましたが、以前は検索サイトで弊社の名前を検索すると、

 

<銀座のマーケティング・リサーチ会社>

 

と社名とセットで表示されていました。

 

異業種の同名企業様がいらっしゃることが主な理由であったのですが、「銀座」という地名を活用した当社のブランド戦略の1つでした。

 

 

ブランド戦略については、もうずいぶんと昔から重視されてきたわけですが、それゆえに現在は”ブランド”化された”モノ”や”コト”が生活の中に溢れかえっています。

 

だからこそ、

 

受け止められている”ブランド”の価値を正確に把握し、
また伝えたい価値を浸透させるための”ブランディング”は止められなくなってきている

 

のだと思います。

 

“ブランディング”におけるマーケティングリサーチ会社の役割

“ブランディング”を行うにあたっては、現状把握や課題抽出から始めることが多いと思うのですが、

 

『ブランド』=『概念的な価値』

 

と表現されるものなので、実際の購買データなどからだけではその情勢は見えにくく、”ブランディング”に関わる調査は、私たちマーケティングリサーチ会社の腕の見せどころの一つであると考えています。

 

実態把握をメインとした「U&A調査」などで、ファネル分析やギャップ分析を行ったりしながら、競合他社との比較や課題の抽出を行うことでブランドのパワーを測ったり、マインド的な側面をメインとした「イメージ調査」などで、ブランドイメージやロイヤルティなどを元にポジショニング、ターゲットの分析等を行い、ブランドのカラーを測ることもあります。

但し”ブランド”の価値を正しく把握するには、

 

“ブランド”のパワーとカラーを総合的に見ること

 

が重要で、そこが私たちの仕事であり提供すべき価値であると考えています。

 

 

“ブランディング”の明と暗

最近は飲食店における”ブランディング”も非常に活発な印象でしたので、個人的な興味もあって、外食チェーンについて簡単な自主調査を行ったので、少しご紹介いたします。

 

■外食チェーンの認知・利用実態

■外食チェーンのブランドイメージ

  ※各チェーンの認知者ベースで、コレスポンデンス分析を実施

 

「丸亀製麺」
最近の印象は良い方向に高まっている傾向で、利用意向や推奨意向は他の外食チェーンより高めでした。“飲み放題”や”SNS放題”といった面白いキャンペーンの影響でしょうか、「リーズナブル」な印象も強めでした。近々、本社を渋谷に移転されるそうで、今後の”ブランディング”にも注目されます。

 

 

「いきなりステーキ」
“肉マイレージ”が話題になったことなどもあってか認知は高いのですが、利用経験はやや低めでした。その利用を底上げすべく店舗展開を急速に進めていたようなのですが、売上は不調といったニュースも見かけます。「高級」「贅沢」といった印象に加え、「特別感」「レア感」がある印象も持たれているようなので、店舗数を急激に増やしたことが、ポイントとなっていたイメージを損ねてしまった可能性なども考えられます。

 

 

と、今回は簡易的な調査結果なので深堀せずに個人的な所感も入ってしまっていますが、このような形で様々な角度から現状把握や課題抽出のお手伝いをさせていただいています。

 

「VUCA」対応が求められる”ブランディング”

現代社会の変化が激しく予測が難しい状況を、

 

Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)

 

の頭文字から「VUCA時代」と呼ぶことがあるそうです。

マーケティングの分野においても、この「VUCA」は強く実感させられており、各種経年調査などで予想外の変動に頭を悩ませることが増えて来たように感じています。SNSなど個人の発信力も高まったことで、些細なことで予想外の変化をする可能性も増える一方です。

 

そのため

“ブランディング”は止められないだけではなく、スピード感も大切になってきた

 

のかと思います。大々的な観測は経年で行いつつ、そこから必要最低限のKPIを設定し、短いスパンで定期的に観測する、今後はそういった形も必要になっていくのかもしれないなと考えています。

 

そのようなマーケティング課題に直面された際は、是非日本インフォメーションのリサーチャーへご相談ください。様々な角度から現状把握や課題抽出のお手伝いをさせていただいています。

 

マーケティングプロセス別に探す(戦略チェック)

 


執筆者プロフィール

NIマーケティング研究所(集計分析担当) T.A

 

大学時代は社会調査を専攻するも、ロスジェネのさきがけ世代で、大学卒業時は就職氷河期真っ只中。

一度はシステムエンジニアとしての道を歩み始めるも、IT不況のあおりを受け、勤めていたSIerは倒産。

路頭に迷っていたときにネットリサーチの存在を知り、今までの経験をハイブリットできないかと調査業界へ転身。

ロスした分を取り戻すべく、デスク~現場をがむしゃらに走り続けて10余年。現職に至る。

現職では、主に消費財メーカー様の商品開発、市場分析などのテーマに集計分析から報告まで担当している。

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