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2021/01/01

2021年 年頭のご挨拶

新年おめでとうございます。
2021年、年頭にあたり謹んでご挨拶を申し上げます。

 

日本インフォメーション株式会社

代表取締役社長 斎藤啓太


ついに2020年が終わりました。

 

マーケティングリサーチ業界にとっても当社にとっても、大変厳しい年となりました。本当に厄介な年だったと思います。

 

私個人としては2020年は当社代表に就任直後で、「さあ色々と仕掛けいくぞ」と前向き一辺倒しかないマインドでスタートさせた年でもあり、まさかこのようなウイルスの脅威にさらされ、ディフェンス中心に経営していくことになるとは想像だにしていませんでした。とにかく会社の存続をはかる事。従業員や家族の身を守る事。そんな重要性と必要性を改めて感じさせられた1年となりました。

 

そんな1年でしたが、クライアント企業/パートナー企業、各ステークホルダーの皆様のご支援、ならびに当社従業員の頑張りにより、苦境を変化へのチャンスに変えて、乗り切ることができました。この場を借りて、皆様にお礼を申し上げます。本当に本当にありがとうございました。

 

この原稿を書いた2021年元旦時点では、まだまだ新型コロナウイルスの第三波は猛威を振るっています。
 
しかし、新年です。

 

今は、「このタイミングで期待に胸を膨らませ明るい未来を想像せずに、いつ想像するんだ!」という前向きな気持ちしかありません。今回の年頭のご挨拶は、記録的な1年となった2020年でしたので、改めて振り返りをしつつ、2021年の年頭所感を記したいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。※以下年表は、当社の主な動きの振り返ったものです

 

1)緊急事態宣言(4月)から対面型リサーチ再開(6月中旬)まで

少し時系列で振り返ってみたいと思います。2月に入り新型コロナウイルスの影響は、徐々に対面の火事と言えなくなり、2月末に予定していた対面のクライアント様向けのセミナーを延期したことに始まり、3月に入って対面のリサーチの実施キャンセルが徐々に出始めました。そしてみなさまご存知の通り感染の脅威は拡大し、当社もリモートワークメインとなり(現在も継続)4月の緊急事態宣言を迎えます。JMRAが2020年8月時点で実施した、緊急業況調査結果を見ても、4~6月期は各社相当厳しい時期だったことがわかります。

 

■2020年8月 JMRA実施:2020年の各社の業況について(前年同期比)緊急業況調査結果より

 

当社でも、4月から結局6月中旬までは対面型リサーチは実質ゼロとなりました。いつ収束に向かうのか先が見えなく、一番苦しかったことを覚えています。

 

2)変化への対応(オンライン、DX化)

コロナ禍で当社でも強制的に、主には以下のような様々なリサーチ手法や業務がオンライン、DX化が進みました。特にその中でもオンラインインタビュー/ホームビジットは、非常に多くお声がけをいただき、ノウハウや対応手法に磨きをかけてまいりました。CLTの代替としての調査は、どうしても置き換えできないものもありましたが、インタビュー調査については、多くの調査課題においてオンラインによる実施で、目的を達することができました。特に緊急事態宣言下では、こういった代替リサーチ手法で質の高い調査をご提供する体制を従業員一丸となってスピーディに整えられたことで、乗り切ることができました。

この定性調査を中心としたリサーチのオンライン化・DX化の流れは今後も不可逆的に加速して進むものと思われます。2020年はリアルに精通しつつも、若いメンバーが多くデジタルにも強い当社の強みが発揮できたと自負しています。2021年はローンチした新手法の実施事例増加や新たな手法開発など、引き続き注力してまいります。

 

3)対面調査の再開(6月下旬以降)から今後

緊急事態宣言が解除され、6月より対面調査を再開しました。感染予防のオペレーションは、社内で何度も話し合い詰めに詰めた内容でしたので、未知のウイルス相手でも安全に実施できる自信がありました。おかげさまで、コロナ禍においても今日まで安全に実施ができています。再開後のクライアント企業の対面調査実施へのスタンスは、「緊急事態宣言が発出されない限りは感染予防策を講じたうえで実施」される会社様が非常に多く、年末まで多くのプロジェクトでご依頼をいただきました。

オンライン手法と対面調査ともにコロナ禍での実施を重ねてきて、ようやく年末にはこの状況下での会社のあり方が見えてきました。個人的には今回の件で、アンケートモニターの協力あってのマーケティングリサーチなんだ、と改めて強く感じました。2021年は、感染予防策を講じ安心して来場いただけるようにするだけでなく、気持ちよくスムーズにご協力いただけるよう、モニターへの接遇対応にも万全を期してまいります。

 

4)2021年の取り組み

2021年に予定している取り組みは様々ありますが、ここでは絞ってご紹介します。

■オンラインセミナー、自主調査等の情報発信

まさにオンラインセミナーやデータ提供乱立の時代となりました。これからは発信する情報の価値が非常に問われます。その点をしっかりと意識して、今年は当社では生活者研究(Z世代、シニアなど)や商品開発にまつわるブランド開発などの情報発信に注力して実施してまいります。

■新CLT会場開設(銀座)

2021年2月、当社本社(銀座)に新たなCLT会場を開設します。リモートワークの常態化に伴う社内レイアウトの変更でできた余剰スペースを、CLT会場に変更しました。新型コロナウイルスの感染予防に万全を期しながら、利便性や付加価値向上を目指しました。詳細は改めて、各営業担当よりご案内いたします。

■オリジナル手法の実施実績の積上げ・新手法の開発

2020年には様々なオリジナル新手法をローンチしました。おかげさまで、実施実績も増加の一途をたどっており、より一層の知見や気づきが見えてきています。よりブラッシュアップしたご提供を目指します。また、時勢に合わせた新たなリサーチ手法の開発も、引き続き行ってまいります。

 

最後に

新型コロナウイルスの影響により、生活者、企業、ビジネスパーソンの価値観や行動様式は一変しました。マーケティングリサーチ業界はオンライン化が急速に進みましたが、逆に置き換えれない部分も明確になりました。そして、置き換えないからこそリアルに求められる水準は上がるはずです。当社はその高い水準に合わせ、ご満足いただけるような品質を目指してまいります。

 

我々が生きる社会と同じで、リサーチもデジタルとリアルの融合で初めて価値が生まれます。両者に詳しい当社だからこそ提供できるリサーチがあります。この新しい生活様式に変わりゆく中で、丁寧に生活者をみて今を浮き彫りし、クライアント企業のマーケティング課題への意思決定に貢献してまいります。

 

皆さまにおかれましては、新型コロナウイルスに打ち勝ち、本年が素晴らしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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