インターネット上で「更年期」と調べると「女性の更年期」に関する情報が目立ちますが、近年では「男性更年期」に関する発信も増えつつあります。著名人の発信でも注目されつつある「男性更年期」ですが、数多く関連商品が展開される女性更年期と比べると、まだ認知は低い状況にあると考えます。2022年の調査となりますが、当事者である男性でも「男性更年期」について20代-60代の3~6割の男性が「知らない」と回答、このスコアは女性と比較して各年代で1~2割ほど高く、認知が女性よりも低いことが分かります※1。
これらを踏まえ、日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、男性の更年期に対する意識や行動について、最新の動向を把握するために本調査を実施しました。
※1:厚生労働省「令和4年 更年期症状・障害に関する意識調査」
※詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
ご希望の方は「資料請求はこちら」からお気軽に問い合わせください。
※ご希望の資料名に「#73 ~理解・話題化には消極的?~男性更年期に関する調査」と記載ください。
全体で「あてはまる(T2B)」27.1%、「あてはまらない(B2B)」51.6%。「あてはまらない(B2B) 」との回答が最も多いのは30代後半だが、調査上で最年長である60代でも51.6%と半数以上があてはまらないと回答。
「お金や時間をかけて解決したい」との悩みは「頭痛」43.9%、「尿漏れ」38.3%。全体的に、メンタルの悩みよりも「身体」の悩みへの解決意向が高い傾向。
話題化に抵抗がある理由としては 「何となく」28.1%が最も多い。具体的な理由として、「一般的に話す内容ではない」18.2%、「恥ずかしい」15.8%といった情緒的な理由も一定数あがるが、「今のところ更年期に関する悩みがない」25.0%、「話しても解決しない・意味がない」20.6%などの合理的な理由が上位となった。
「あてはまる(T2B)」が最も多いのは50代で38.7%ですが、各年代とも2-4割と半数は超えていません。一方、「あてはまらない(B2B)」との回答が最も多いのは30代後半、本調査上の最年長である60代でも半数以上の51.6%があてはまらないと回答しています。「どちらともいえない」は、50代が25.2%と最も多くなっています。
最も多い更年期の症状としては「疲れやすい」52.0%、次点に「トイレが近くなる」46.0%、「視力の低下」「肩こり・腰痛」40.8%と続く。40代後半から身体・メンタルとも全体的に数値が高くなる傾向にある。
年代別にて、全体と比較して15pts以上高い悩みは「老眼」「筋力の低下」「精力の低下」「記憶力の低下」であり、50・60代に集中しています。「老眼」は50代 66.7%(全体より+29.1pts)、60代58.3%(+20.7pts)、「筋力の低下」55.6%(+21.6pts)などです。30代は全体と比較して低い傾向にあるものの、30代後半にて、「気分が落ち込む・不安になりやすい」38.5%(+7.3pts)、「イライラしやすい」43.6%(+6.4pts)などメンタル上の悩みがやや高くなっています。
解決したい意向が特に高い悩みは、「頭痛」「夜間頻尿」「尿漏れ」が上位3つに挙げられた。(解決したい計…「お金や時間をかける」「病院に行く」「市販の商品やサービスを使う」の合計値。n=30未満の参考値除く)
「お金や時間をかけて解決したい」との悩みは「頭痛」43.9%、「尿漏れ」38.3%、「薄毛」37.5%でそれぞれ4割でした。また、「病院に行って解決したい」では、「夜間頻尿」24.6%、「関節痛」24.3%が2割を超えました。全体的に、メンタルの悩みよりも「身体」の悩みへの解決意向が高い傾向です。
「抵抗なく話せる」は13.2%に留まる一方、「話したくない(B2B)」は28.8%と約3割にのぼる。「話したくない(B2B)」は30代後半で37.1%と最も多いが、年齢が上がるにつれて減少している。
「話す相手による」は各年齢にて3-4割と最も多い回答となっています。「聞かれたら答える・話の流れで話す」との回答も2-3割となっていますが、総じて積極的に話題化する意向はない模様です。
「何となく」28.1%が最も多い。具体的な理由としては、「今のところ更年期に関する悩みがない」等の合理的な理由が上位にあがる。
「一般的に話す内容ではない」18.2%、「恥ずかしい」15.8%といった情緒的な理由も一定数あがるものの、「今のところ更年期に関する悩みがない」25.0%、「話しても解決しない・意味がない」20.6%などの合理的な理由が上位となりました。
※詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。ご希望の方は「資料請求はこちら」からお気軽に問い合わせください。
※ご希望の資料名に「#73 ~理解・話題化には消極的?~男性更年期に関する調査」と記載ください
<その他の質問>
・男性更年期の症状を解決したいと思ったきっかけ
・男性更年期の症状を積極的に解決したくない理由
・男性更年期に関する情報の知りたい度合い
・男性の更年期に関する情報収集:現在の情報源
・男性の更年期に関する情報収集:もし得られるなら得たい情報源
・女性更年期と男性更年期の認知意識の比較
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設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/
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