2024年もあと少しで終わりを迎えます。2024年は元旦に発生した能登半島地震とそれに伴う事故など、衝撃的な出来事で幕を開けました。その後も地震や豪雨による自然災害、そして記録的な猛暑など、地球温暖化の影響を強く感じさせる出来事が続きました。
上半期にはパリオリンピック・パラリンピックが開催されました。日本人選手の活躍が連日報じられ、日本中が熱狂に包まれました。スポーツの力が私たちに希望と感動をもたらし、多くの人々に勇気を与えました。
下半期には内閣総理大臣とアメリカ大統領の交代があり、政治の動向に注目が集まりました。これからの世界がどのように変わっていくのか、多くの人々が関心を寄せる年でもありました。
そこで日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、一年の締めくくりとして、2024年を振り返り、人々の関心事を確認するための自主調査を実施いたしました。
※詳細な調査結果資料(その他の質問/クロス集計データ)を無料にて配布しております。
ご希望の方は「資料請求はこちら」からお気軽に問い合わせください。
※ご希望の資料名に「~激動の一年を振り返る~2024年の関心事についての自主調査」と記載ください。
まず2024年に注目されていた、話題になっていたと感じるモノやことについて、自由回答で聴取しました。
総回答数1,379個のうち、記述の多かった「音楽・エンタメ」「生活・文化・スポーツ」「社会・政治(ポジティブ)」「社会・政治(ネガティブ)」の4区分に分け、それぞれ1位から5位までのランキングを作成しました。
音楽・エンタメでは、はいよろこんでで話題になった「こっちのけんと」と、Bling-Bang-Bang-Bornで話題になった「Creepy Nuts」がTOP2にランクインしました。いずれも中毒性のある音楽はもちろん、ダンスチャレンジなど、TikTokを中心としたSNSの活用がヒットの要素になっているのではないかと考えられます。
生活・文化・スポーツでは「大谷翔平」が圧倒的な回答数でした。日本が誇る世界的スター大谷翔平選手については、史上初の50-50の達成やワールドシリーズ制覇、真美子夫人との結婚など連日嬉しいニュースが報道されました。
社会・政治(ポジティブ)では「アメリカ大統領選挙」「衆議院議員選挙」「石破総理」といった日本とアメリカのトップの変更に大きな関心が寄せられました。4位5位には「新NISA」「新紙幣の発行」といった新しいお金に関する制度が挙がっています。(※ただし、本調査の配信がアメリカ大統領選挙直後だったこともあり、関心が高くなっているのは留意すべき点です)
社会・政治(ネガティブ)では「闇バイト、強盗事件」が1位に。また、地震と豪雨による二重災害に見舞われた能登半島地震、南海トラフ地震臨時情報や記録的猛暑といった「自然災害」が2位に挙がりました。そのほか「物価高、円安」「コメ不足」といった値上げ関連の項目もランクインしています。
続いて今年を漢字一文字で表すとしたらどの漢字が最も適していると思うかを、自由記述で回答してもらいました。ここでは回答数の多かった上位5つを抜粋します。以下このような結果となりました。
1位から順番に、なぜそのような漢字を回答したかの理由とともに見ていきましょう。
1位は「金」でした。その理由は、
「オリンピックで多くの日本人選手が金メダルを獲得したから」という明るい意見と、一方で「物価高や裏金問題など政治、経済面でお金に関する話題をよく耳にした」という意見があるようです。その他には「新NISA制度」が始まったり、「新紙幣の導入」があったりとお金に関する制度改定の影響も見られました。
2位は「高」。「物価高」という意見が多く見られ、中には「今年の夏は気温が高かった」という猛暑に関連する意見も挙がりました。
3位は「暑」。2位の「高と」似ていて、記録的な猛暑が印象に残っているようです。
4位は「変」。総理大臣の交代、アメリカ大統領の交代といった変化、自然災害による生活の変化、様々な制度変更の年でした。
5位は「災」。元旦の能登半島地震や豪雨、犯罪など災いが尽きなかったことが理由に挙げられました。
2024年は自分の経済的・健康的・気持ち的に上向いた年だったと思うか、という質問で生活者意識を確認します。
経済面では、全体の60.1%が「そう思わない計(そう思わない+あまりそう思わない)」と回答しました。特に、男女ともに40代以上で「そう思わない計」が高い傾向にあります。その背景には物価上昇や円安が強く影響していると考えられますが、今後最低賃金の上昇、103万円の壁撤廃など経済対策に関する新たな動きが予想されるので、2025年は生活者意識にも変化が生じるか注目です。
続いて健康面では、「そう思わない計」が43.6%でした。新型コロナウイルスの流行が沈静化しコロナ禍前の生活が戻ってきた一年でしたが、一方で、コロナ禍で高まっていた健康意識が希薄してきているのかもしれません。
最後に気持ち面は、「そう思わない計」が45.6%で、総合的に見ても気持ちが落ち込み傾向にある一年だったようです。
次に、日本・世界の将来は明るいと思うかを確認しました。
日本の将来については、「そう思わない計」が59.0%と悲観的な様子が見られました。男女ともに40代が「そう思わない」の割合が高くなっています。(男性32.9%、女性46.8%)
続いて世界の将来については、「そう思わない計」が56.1%と、日本と同様に悲観的な様子が見られました。女性は年齢が上がるにつれて、「そう思わない計」が増加する傾向にありました。また、日本の将来と同様、男女ともに40代が「そう思わない」の割合が高くなっています。(男性31.6%、女性40.5%)
これまでの5項目をスコア化し、一つにまとめたものが以下の表です。
全体を通してマイナスの項目が多く、やや下向きな一年だった様子が窺えました。10代~20代ではプラスに傾く項目も見受けられましたが、一方40代~60代でマイナスの数値が高くなっています。
最後に2024年の社会全般のニュースに関して、関心を持ったものを確認しました。
最も関心が高かった項目は「物価上昇に関するニュース」で全体の49.4%が回答しています。物価上昇は日々の生活に直結することもあり関心が高いと考えられます。性年代別で見てみると、男性50代、女性40代、女性60代で全体より10pts以上高い結果となりました。
次に関心が高かった項目は「自然災害に関するニュース」で39.4%。大型地震や豪雨、記録的猛暑など近年と比べて自然災害が多い一年となりました。
3番目としては「犯罪・事件・非行に関するニュース」で38.6%。特殊詐欺事件や闇バイトなど犯罪事件も数多く報道されていました。特に男性50~60代、女性60代で全体より10pts以上高い結果となりました。
※詳細な調査結果資料(その他の質問/クロス集計データ)を無料にて配布しております。
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※ご希望の資料名に「~激動の一年を振り返る~2024年の関心事についての自主調査」と記載ください
会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10JRE銀座三丁目ビル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他
日本インフォメーション株式会社 担当 :高澤
E-mail : ni_inquiry_report@n-info.co.jp
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