新型コロナウイルス感染症を踏まえた健康志向の高まりを背景に、「代替食」や「完全栄養食」が注目されています。日本でも以前よりマーガリンなど“高価な食材を手頃な価格で味わうこと”を目的とした「代替食」が存在していましたが、近年はアレルギーやヴィーガン、健康志向の高い方に向けた“価格より美味しさ”に重点を置いた代替食が目立つようになりました。代替食には低脂質・低カロリーといった健康上のメリットや、製造・販売する企業のイメージ向上など様々なメリットがある一方、特定の栄養が不足する、添加物・化学物質の摂取などのリスクも懸念されています。
そこで、日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、「代替食」に関する現状の消費者の意識、また大手企業の参入により急速に認知が拡大した「完全栄養食」や食品表示についても調査しました。
※詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
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※ご希望の資料名に「~食のトレンドが消費行動に与える影響は?~代替食・完全栄養食に関する意識調査」と記載ください。
認知もまだ全体的に高いとは言えず、6割を超えるものは「オートミール」67.5%、「アーモンドミルク」61.4%、「昆虫食」60.9%、「代替肉(フェイクミート)」60.8%のみ。認知者における喫食・飲用経験は各代替食とも約3-4割だが、「昆虫食」は14%と最も低く消費者の抵抗が高い様子が伺える。
“抵抗がある”との回答は「自分の子ども」40.2%(「自分」より+3.0pts)、 “抵抗がない”では「自分の子ども」は19.3%(▲10.6pts)、“どちらとも言えない”は40.5%(+7.7pts)と「自分」よりも「自分の子ども」に抵抗を感じる人が多い。安全性に関する理由も2-3割あがるものの、味への懸念が最も多い理由だった。
完全栄養食のイメージは、「バランスよく栄養が取れる」46.8%、「栄養が豊富」37.2%、「手軽」26.1%とポジティブなイメージが上位3つに並ぶ。一方、4-8位は「価格が高い」23.6%、「人工的」18.3%などネガティブなイメージが続く。男性若年層の喫食・飲用経験は多いが、ポジティブなイメージは比例して高くはなく全体と同程度。
食品全9カテゴリーで上位2位以内に「糖質制限・カロリーオフ(2-3割)」が、飲料では全10カテゴリーで上位3位以内に「ストレス・疲労感を軽減(2-3割)」が入っている。
認知が6割を超えるものは、12の代替食のうち4つで「オートミール」67.5%、「アーモンドミルク」61.4%、「昆虫食」60.9%、「代替肉(フェイクミート)」60.8%。認知自体も全体的にまだ高いとは言えません。認知者に占める喫食・飲用経験は約3-4割ですが、「カリフラワーライス」23.1%、「キャベツライス」24.2%、「培養肉(クリーンミート)」23.6%、特に「昆虫食」は14%と最も低く、消費者の抵抗が高い模様です。
「自分」よりも「自分の子ども」に対して抵抗を感じる人が多い傾向。 「自分の子ども」に抵抗を感じる人は、男性30・50代、女性20代で5割(+8.4~13.1pts)。
“抵抗がある”との回答は「自分の子ども」40.2%(「自分」より+3.0pts)、 “抵抗がない”では「自分の子ども」は19.3%(▲10.6pts)、“どちらとも言えない”は40.5%(+7.7pts)と「自分」よりも「自分の子ども」に抵抗を感じる人が多いです。「自分」が抵抗を感じる人は、男性30代以降で年代が上がるにつれてやや高くなっています。「自分」が抵抗を感じる人は、男女とも60代が5割と最も多いです。(全体より+9.2~10.4pts)。
「おいしくなさそう」が57.7%と最も多い理由。安全性に関する理由も2-3割あがるものの、味への懸念が最も多い理由だった。
「おいしくなさそう」57.7%の次点として、「人工的」37.2%、「何となく不安を感じる」35.9%が続きます。「原材料がよく分からない」32.1%、「安全性に懸念がある」27.6%、「身体の成長に影響がないかの懸念」17.9%など安全性に関する理由は2-3割ほどでした。
全体の喫食・飲用経験は2割だが、男性10・20代では3割を超える。認知者に占める喫食・飲用経験は男性10・20代に加えて男性30代も5割と多く、完全栄養食は男性若年層に親和性が高い。一方で、女性は20代の認知が46.4%と全性年代で最も低い。
喫食・飲用経験は、男性10代(全体より+12.8pts)、男性20代(+14.8pts)が特に高いです。認知者に占める喫食・飲用経験の割合は全体で31.0%ですが、男性10代(47.4%, 全体より+16.3pts)、男性20代(51.8%, +20.8pts)に加えて、男性30代(46.2%, +15.1pts)も多いです。女性は年代があがるにつれて認知自体は高くなるものの喫食・飲用経験は伸びておらず、喫食・飲用経験も全体(19.4%)を超える年代はありません。
「バランスよく栄養が取れる」46.8%、「栄養が豊富」37.2%、「手軽」26.1%とポジティブなイメージが上位3つを占める。一方で、4-8位は「価格が高い」23.6%、「人工的」18.3%などネガティブなイメージが続く。
前問では、男性10-30代の喫食・飲用経験が他の性年代より多かったのですが、ポジティブなイメージは比例して高くなっておらず全体と同程度でした 。一部、10代男性で「病気になるリスクを低減する」(全体より+8.4pts)、「肥満を防ぐ」(+12.2pts)、「美味しい」(+10.5pts)、20代男性「肥満を防ぐ」(+9.0pts)、30代男性「美味しい」(+10.4pts)が高いです。10代女性で「栄養が豊富」が全体より+10.8pts、30代女性で「手軽」が全体より+14.3ptsです。
全10カテゴリーで上位3位以内に「ストレス・疲労感を軽減(2-3割)」が入っており、飲料カテゴリーで最もポピュラーな特徴と言える。その他、食品に続き「脂質や糖の吸収を抑える・食後の血糖値の上昇を抑える(2割)」は8カテゴリーで上位4位以内に入っている。
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内容を転載・引用する場合には、「日本インフォメーション(株)調べ」と明記してご利用ください。
会社名:日本インフォメーション株式会社
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代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他
日本インフォメーション株式会社 担当 :高澤
E-mail : ni_inquiry_report@n-info.co.jp
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