多くの情報にあふれ、生活者が多種多様な考え方、価値観を持つようになった現在。昭和、平成、令和と時代の区切りが目まぐるしく変わっていく中で、生活者の年齢、年代による考え方、価値観の違いはどれほどあるのでしょうか。
そこで、日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、年齢、年代による考え方、価値観の違いがあるのかを明らかにするため、本調査を実施しました。
※詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
ご希望の方は「資料請求はこちら」からお気軽に問い合わせください。
※ご希望の資料名に「~多様化する価値観を読み解く~年齢、年代感に関する調査」と記載ください。
男女ともに年代に比例して、「年齢、年代による考え方、価値観の違い」を感じる割合が高くなる。男性では20ー30代で6割、女性は20代で5割にとどまるが、60代では8割程度にまで達する。
「自身の年齢の変化」「時代・世の中の変化」ともに、女性は20代から40代にかけて「年齢、年代による考え方、価値観の違い」を感じる割合が高くなる。子育て・介護などの生活環境の変化も影響していることが推察される。
「年齢、年代によって異なると思うもの」について、「仕事・働き方」「お金の使い方」「時間の使い方」などの意識では若年で低く、高年で高い。年齢を重ねることや仕事・家事を続けることで、意識が変化している様子がうかがえる。
「化粧品・メイク用品」「バス用品」「医薬品」「オーラルケア用品」においても「自分の年齢、年代向け」の選択率が1割台後半と比較的高い。身だしなみ、エチケットなど自身の印象に関する商品や、体調・健康関連の商品は「自分の年齢、年代向け」の選択率が高いようである。
「年齢、年代による考え方、価値観の違い」を感じるのは全体で7割程度です。男女ともに年代に比例して「感じることがある・計」の割合が高い傾向がみられます。「自身と同じ価値観を持っていると思う年齢」を属性別で見ると、男性40代において年齢幅が最も広くなっています。仕事や私生活などで、幅広い年齢の人との交流がある様子が想像されます。20-30代では年下よりも年上と、60代では年上よりも年下と、それぞれ同じ考え方、価値観を持っていると認識している様子です。
「自身の年齢の変化」による「年齢、年代による考え方、価値観の違い」を感じることについて、男性ではどの年代でも「感じることが増えた」の割合が一定なのに対し、女性では20代から40代にかけて高くなり、50-60代では低くなっています。「時代・世の中の変化」について、男性では「感じることが増えた」の割合は、30代以降では年代に比例して高くなっています。女性では「自身の年齢の変化」同様、20代から40代にかけて高くなり、50-60代では低くなる傾向です。
「仕事・働き方」「お金の使い方」が4割を超えてトップ2です。「衣類・ファッションの好み・選び方」「時間の使い方」が3割後半で続きます。「仕事・働き方」「お金の使い方」「時間の使い方」などの意識について、男女ともに若年では低く高年で高い傾向にあり、年齢とともに意識の変化がうかがえます。「衣類・ファッションの好み・選び方」を含め、ファッション・メイク関連では、主に女性で意識が異なる意識が高い傾向です。
全体では、いずれの項目でも「自分と同じ考え方、価値観を持っていると思う年齢」は「10歳下~10歳上」程度となり、商品・サービス・意識によって大きな違いは確認されませんでした。
多くのカテゴリーで、「自分の年齢、年代向けとなっていなくても、自分が良いと思えば購入する」が半数以上を占める中で、「スキンケア商品」「エイジングケア商品」「衣類・履き物・アクセサリー」「化粧品・メイク用品」「バス用品」「医薬品」「オーラルケア用品」は2割前後で高めです。他人からの印象を意識するものや、自身の体調に直結するものは他項目に比べて「自分の年齢、年代向け」の商品を選ぶ様子がうかがえます。
『「自分の年齢、年代向け」となっている方を購入・利用する(したい)』を性年代別で見ると、全体ベースで2割を超えていた「スキンケア商品」「エイジングケア商品」は特に女性では2割台後半~3割越えで、自身の年代を気にして商品を選んでいる様子がうかがえます。「衣類・履き物・アクセサリー」では、男女ともに20-40代で高く、50-60代で低く、特に女性においてその傾向が強くなっています。
※詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
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日本インフォメーション株式会社 担当 :奥田・安藤
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