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2024/10/31

NIリサーチャーコラム #44 BIツールを用いてリサーチデータを活用する

執筆者: NIマーケティング研究所 兼 BIプランニング部 A.Y

※NIリサーチャーコラムでは、当社の各リサーチャーが日々の業務等で感じた事を自由に紹介しています。

 

 

皆さん、こんにちは。

 

昨今、『BI』という言葉を耳にしたことがある方も少なくないと思われます。

 

今回のコラムではBIについてと、そもそもリサーチ会社がなぜBIを?という点について、少しお話させていただければと思います。

 

 

◆ BIとは

 

BIとはBusiness Intelligenceの略称で、すごく簡単に説明しますと、

 

・企業のデータをまとめ(収集、蓄積、加工)

・分析や意思決定に使う(計算、可視化、比較)

 

のためのプロセス・手段と言い表せます。

 

また、BIツールによって可視化されたレポートをダッシュボードと呼びます。

 

【図:ダッシュボードの一例】

 

 

データを用いて意思決定のサポートを行うのに、データサイエンティストやデータアナリストと呼ばれる職があります。

 

どちらも大規模データを扱うことに長けております。

 

大きな違いとして、BIは、BIツールを用いてデータの収集整理可視化を行うのが主な役割です。

 

対して、データサイエンティストは統計的な手法や、機械学習を用いて予測モデルや洞察を提供することが多いです。

◆BIツールとは

 

先述したBIにおけるデータの収集や加工、可視化を行うためのツールのことです。

 

単に数表やグラフを作成してレポートを作るのであれば、ExcelやPowerPointで充分と思われる方もいらっしゃると思います。

 

これらと比べたBIツールは、扱えるデータ量や処理のスピードが異なります。より多くのデータを活用する場合はBIツールの方が適しています。

 

 

昨今では様々なBIツールがリリースされています。

 

当社で導入したIDレシートビューアというサービスは、Power BIというBIツールで作成されています。

 

【図:フェリカネットワークス IDレシート ウェブサイトより】

https://receiptreward.jp/solution/

 

 

当社では下記2つのBIツールを主に取り扱っております。

 

・Tableau

 

Salesforce社が提供しているBIツール。データの可視化に強みを持つ。機能が非常に多い。

基本的にドラッグ&ドロップで作成ができる。

 

 

・Power BI

 

Microsoft社が提供しているBIツール。

Microsoft Azureを用いたレポートの自動生成AIなどの機能を備えている。

UIが他Office製品に似ており、感覚的に操作ができる。

弊社で取り扱っているIDレシートビューアもPower BIで作成されている。

 

 

◆当社のBIソリューションの強み

 

リサーチ会社である当社がBI化を行う強みは以下のことがあげられます。

 

 

①業務で培った調査業界のノウハウを生かしたインサイトの発見、意思決定

 

【図:当社のBIソリューションの強み】

 

 

②NIならではの、幅広いマーケット範囲、集計対象者(パネル)による調査設計

 

【図:NIならではの調査設計】

 

◆ さいごに 

 

BIツールをリサーチデータと組み合わせることで、今までリサーチをしてきたデータから新たなインサイトを発見したり、大規模で継続的なリサーチデータを分かりやすくまとめたりすることができます。

 

今まで蓄積してきたデータ、これから調査をしていく上で蓄積されていくデータを集計し可視化していくことは、これからの商品開発の助けになるはずです。

 

興味を持たれた方はぜひともご連絡お待ちしております。

 


執筆者プロフィール

NIマーケティング研究所 兼 BIプランニング部 A.Y

システムエンジニアとして就職後、統計学やリサーチに興味を持ちリサーチ会社に転職。

リサーチャー兼社内SE、データサイエンティストを経て3年前から現職にて集計部門に勤める。また兼任でBIの業務を勤めている。

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